Column
スマイル相続ちえ袋
弁護士の福田です。
ある姉と弟の兄弟が、1つのオレンジをどちらがもらうかで、ケンカしています。怒った母親は、オレンジを半分に切って姉と弟に半分ずつ分け与えました。
姉は、もらった半分の皮でマーマレードを作り、実は捨てました。
弟は、もらった半分を食べた後、皮を捨てました。
と、いうのがオレンジの寓話です。
姉と弟が、自分がなぜオレンジが欲しいのかをもっとよく話し合っていたらどうなっていたでしょうか?弟はオレンジ1個を丸ごと食べることができ、姉も皮を全部マーマレードにできたはずです。
相続においても、相続人間のコミュニケーション不足が、誰にとっても得にならない結果を生みます。自分で直接話し合いすることが難しいなら、代理人を立てて円滑にコミュニケーションしてみませんか?意外とすんなり話が進むかもしれませんよ。